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コラム③

ダンロップ製のトラクタータイヤについて

写真 説明
●ダンロップ製トラクタータイヤ新商品AR50登場!

 2016年にダンロップ製のトラクタータイヤが発売になりました。名前は「AR50 SUPERLUG NS-1」です。このタイヤはトラクター用の前後輪用タイヤになります。また、サイズについては4サイズのみの展開です。

 ・9.5-18 6PR
 ・9.5-22 6PR
 ・9.5-24 6PR
 ・13.9-36 6PR(まだ発売されておりません)

 何が違うのかというと、まず農機用のタイヤ(トラクタータイヤ・耕運機用タイヤ・運搬車用タイヤ・バインダー用タイヤ・田植え機用タイヤ・芝刈機用タイヤ)は今まで、ブリヂストン製がファルケン(オーツ)製しか国産メーカーにはありませんでした。ずいぶん昔は他メーカーも生産はしておりが、現在生産しているのは2社のみとなります。そこにダンロップ製のトラクタータイヤが登場した事になります。

 しかし、名前はファルケン製のトラクター用タイヤのAT50にそっくりです。なんでかというとダンロップ製のタイヤもファルケン製タイヤも「住友ゴム工業」が生産しているからなんです。だから、名前もほとんど同じです。しかも、今回新商品として発売されたタイヤは全て「6PR」の設定になっています。通常国内で販売され使用されているトラクターの多くには「4PR」のタイヤが装着されていることが多いです。稀に大型機種のトラクターや特殊機械を装着したトラクターなどに「6PR」が装着されていることがあります。現在ファルケン製のトラクタータイヤAT50では「6PR」のタイヤを保有していなく、ブリヂストン製だけだったので新規参入して来たものだと思われます。

 今まではブリヂストン製のタイヤを選ばざる得ない状況でしたが、ダンロップ製のタイヤも選択する事が出来るようになったという訳です。

 タイヤの特徴としてはパタンは一般的なラグパタンですが、前後輪用ということなので「ハイラグタイプ」ではありません。ラグのエッジの部分がラウンドしている形状になっています。
左の写真が ダンロップ製タイヤ AR50 SUPERLUG NS-1

下の写真を見比べてわかる様にタイヤの外側のラグの部分の形状が異なります。これは前輪用にも使用できるようにと配慮された形状であります。ファルケン(オーツ)製の前輪用タイヤ AR2もAR50と同形状となっています。

トラクターは畑や田圃を耕すための農業機械ですが、畑や田圃まで行くまでに農道や一般道を走行する事もあります。その際に、タイヤがラウンド形状の方が乗り心地が良いとお客様に聞いたことがあります。左二つの写真を見比べればなんとなく想像する事が出来ますね。

 また、フロントタイヤにラウンド形状のタイヤを装着するのは、操舵しやすいようになっています。ハイラグタイヤの様にエッジが立っていると小回りが利かなくなってしまいます。
左の写真が ファルケン製タイヤ AT50 SUPERLUG MT-1(ハイラグ)

お客様の中には、トラクターの指定サイズは「4PR」だけど、タイヤの減りが早いから「6PR」を装着される方がいました。タイヤの摩耗は使用状況により異なるので一概に言えませんが、強度が強い物の方が長持ちするような気がします。

タイヤを持ち比べるとよくわかるのですが「4PRのタイヤ」と「6PRのタイヤ」では全然重さが違うのです。いつも出荷しているからよくわかります。8-16 4PRを2本まとめにして出荷をしますが、重たいですが何とか持てます。しかし、8-16 6PRを2本にすると運送屋さんも嫌がるくらいの重さが違います。何キロ違うのか調べてみた事はありませんが、実はそれくらい違うんですよ。
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